中央保健所で検査を体験してもらいまいた!
保健所の検査のシステムは、保健所ごとに違います。今回は、中央保健所の宮川先生と保健師さんたちのご協力を得て、 C-ge(シゲ)君にHIV抗体検査を体験してもらいました。
1)まず、電話で予約をします。
保健所では、検査時に、他の人と会わないで済むようにする工夫をしています。電話での予約もそのひとつです。前の人、次の人、と顔をあわせないで済むように予約を入れていきます。このときに、他の性感染症のチェックも同時に受けられる(有料)ことや、検査当日の手順などを説明してくれます。本名や連絡先を伝える必要はありません。キャンセルをする場合は、必ず連絡を入れましょう。
2)直接検査受付へ
保健所のロビーには、総合受付がありますが、そこへは立ち寄らず、直接3番の部屋へ行ってください。担当の保健師さんが対応してくれます。中央保健所には、男性の保健師さんもいます。
3)まずは、問診票の記入
問診票を記入します。記入する間は、保健師さんもいない個室で記入します。この問診票には検査ごとの番号がついています。名前の代わりにその番号で、検査は進みます。
4)保健師さんと面談
問診票の記入が終わったら、となりの部屋の保健師さんに声をかけます。記入した問診票をもとに、簡単な質問がある場合もあります。HIV検査は、こころあたりがあることがあってから3か月たってからでないと、そのときの行為の結果は反映されません。
そのあと、検査の流れについての説明を受けます。また、他の性感染症の検査も受ける場合は、料金の精算をします。検査の結果を聞ける時間についての説明を受けます。採血のあと1時間くらいで結果はわかります。そのまま待って聞くこともできますが、都合のよい時間を約束して、改めて聞きにくることも可能です。電話では結果を聞くことはできません。
5)採血
保健師さんから、問診票を入れたフォルダーを受けとり、自分で12番の検査室へ行きます。そこで、採血をします。採血はすぐに終わります。採血が終わると、検査結果をもらうときの引き換え証にもなるカード(問診票の一部)を受け取ります。
6)検査結果
採血あと、1時間ほど待って、結果を聞くことになります。待っている時間が無い場合は、結果を後日聞くことも可能です。
結果を聞くのは、はじめの3番の部屋へ行きます。検査室で受け取ったカードを保健師さんに渡してください。そのあと、個室へ通されます。
結果の申し伝えは、医師または保健師が伝えます。ほかにだれもいない状態で行われます。これは、陰性の場合も、陽性の場合も、専門的な説明、アドバイス、があります。
検査結果は、陰性、陽性、のどちらかが伝えられます。
C-ge(シゲ)君は、「陰性」でした。
取材の感想
初めてだったのですが、取材班が知っている方だったので思っていたよりは大丈夫でした。
ただ、シャイで緊張しぃなのでうまく笑えず、「こっち向いて笑って!」と言われて、自分では笑っているつもりなのに「もっと!」って言われたのには正直困りましたけど(笑)
ぎこちない表情ばかりだと思いますが、逆にそれが素人っぽくていいんだと自分では思うようにしてます(笑)
C-ge(シゲ)
【プロフィール】
■C-ge(シゲ) GoGo Boy
2007年1月、TOGETHERよりGOGOデビュー。「沖縄TANK TOP」や「EROTIC TRIBAL」など多数のナイトに出演し、沖縄ゲイ能界を見守るシーサー(守り神)的存在。脱フテ子を目指し、現在笑顔の猛特訓中。