ぷれいす東京・生島 嗣 氏による沖縄に必要なこと― by GLOC

ぷれいす東京・生島(いくしま) 嗣(ゆずる)氏による沖縄に必要なこと―
エンパワーメントのワークショップ

日時:平成20年6月22日(日)午後4~7 時
場所:てんぷす館(三越ななめ向かい)3階会議室
参加者:沖縄に住む男性同性愛者(無料)

【背景】 沖縄の、男性とセックスをする男性達に「いま、おきていること」。それは、年々増え続ける沖縄でのHIV陽性者、AIDS患者の報告者数、その大部分を占めていること。このリアリティを共有するためには、当事者から当事者に向けた情報発信が不可欠です。また、さまざまな相談や、陽性者とわかった人たちが暮らしやすい地域をつくっていくことも、皆が検査を受けやすくなるための大切な要因です。
【目的】 沖縄における男性同性愛者にとって「いま、何が必要か」を考えます。どのようにHIV予防を呼びかけるのか、HIVと共に暮らす人が増えているが、支援が十分なのか等。

【プログラム】 エンパワメントワークは、アメリカで、スタンフォード大学のフェターマン氏により開発された手法です。当日はそれを参考にしながら、一緒に考えていきます。このワークでは、結論を出すことよりも、お互いの考えや経験を話せる範囲で共有していきます。そのプロセスをとおして、参加者同士の一致している部分、違っている部分を確認しながら、地域に何が必要なのかを一緒に考えていきます。

【ファシリテーター紹介】 生島 嗣(いくしま ゆずる).NPO法人プレイス東京 専任相談員/社会福祉士.
バディ、G-men、サムソンなどで連載コーナーを担当。数人の相談員とともに年間200人を超える新規相談を、HIV陽性者、パートナー、家族から受けている。また、関係を築いた方々に文章を提供してもらい、冊子制作を続けている。このなかから、リアリティを共有するための「LIVING TOGETHER」というキャンペーンが生まれた。これは予防とケアを結びつけた、性の健康プロモーションの新しいモデルである。
厚生労働省エイズ対策研究事業「地域におけるHIV陽性者等支援のための研究」研究代表者.