Q.HIVに感染したときって、最初どれくらいのお金がかかるの??
A.
全額負担の場合は12.000円~40.000円ぐらいかかります。だけど健康保険証があれば誰でも3割負担ですむから、その内の3割負担てことは4.000円~12.000円ぐらいです。
Q じゃーその後は??
A
感染している事がわかっただけで、特に薬を飲むぼどじゃなくて定期的な検査だけで様子をみてる人なんかは診察代や検査代の3割を払ってる人がほとんどですよ。
Q.ふーん。ものすごくお金がかかるイメージがあったから安心した。じゃー、薬を飲むようになっても大丈夫だよね??
A.
まず、薬を飲む場合は病気が進んだ状態だよね。その薬は1日1~3種類くらい飲むんだけど、それだけでひと月に15万~20万円くらいかかるし、ずっと飲みつづけないといけないんだ。
Q. えっ!?!?毎月20万もかかるし、しかもずーっと??
A.
20万円を3割負担すると6万円になるけど、毎月支払うって普通できないですよね。
そこでエイズを発症したり定期的な検査の基準を満たすと、障害者認定を受け身体障害者手帳がもらえます。すると障害者自立支援法という法律の中に自立支援医療という制度がうけられ、国が指定する病院の支払いを助成してくれます。この制度のおかがで医療費が3割負担から1割負担になって、しかも前年の世帯所得に応じて自己負担額(月に0円、2,500円、5,000円、1万円、2万円)の五段階にわかれています)が決まり、それ以上の自己負担が必要なくなるんだ。
つまり20万円の3割負担から自立支援医療を受けると1割負担になるから2万円になり、その内の自己負担額は月に0円、2,500円、5,000円、1万円、2万円のいずれかですむんだよ。しかも、1度通院すると薬を90日分処方できるようになったから主治医に3ヶ月分まとめて出してもらえると月々の負担が安くすみます。
社会保険を使ってる人は会社へ医療費の請求が行くけど、健康保険業務に携わる人には守秘義務が義務付けられているから、上司はもちろん他の人へ個人情報を漏らすことは禁止されています。ありえないことだけど、エイズを理由に解雇などがあれば不当な処分だし、厚生労働省の通達なんかで厳重に禁止されています。
Q.こんな制度があるんだ~。すごいね!!他に、なにか受けられものはあるの??
A.
傷病手当金、障害年金、生活福祉金貸付制度という大切な制度がありますので一つ一つ説明していきますね。
・傷病手当
傷病手当とは、例えばエイズ発症で体調を崩してしまい入院をした場合、3ヶ月以上入院すれば有給は無くなっちゃってるよね。そんな時に、会社の健康保険から普段の3分の2が傷病手当金としてもらえます。しかし国保に加入している方は、こういう制度が現在ありません。
・障害年金について
この年金は、お年寄りが受給している年金と違い、交通事故や病気で障害者となり収入が得られないときに支給されます。HIV/エイズが進行して働けなくなった場合や発症の予後よくなくて障害が残ったときに支給されたりします。
障害年金をもらうには、病気の初診日に年金に入っていて、その前々月までの1年間に保険料の滞納がないか、あるいは保険料納付期間の3分の2以上を収めていることが必要です。
・生活福祉金貸付制度
失業などによって一時的に生活資金に困窮した場合に、低利で貸し付けを行う生活福祉資金貸付制度や緊急かつ一時的に生計の維持が困難となった場合(医療費などの支払い、給与の盗難や紛失、火災などの被災、年金・初回給与等の支給待ちなど)に無利子で小口の資金を貸し付けができる緊急小口資金貸付があります。
後は、手帳があると所得税の申告をするときに障害控除が受けられるので年額で数万円税金が安くなります。しかし会社側に申告しないといけないため、障害者だと知れても大丈夫だという人は利用する事があるみたいです。その他には、プールや博物館の公共施設・公共交通が無料になったり福祉手当が出されたりします。これは住まいの自治体によって受けられるサービスが違うので確認することが必要です。
Q.収入が不安定でさ、お金の入るあてが無くなちゃったりして、教えてくれた制度が使えなかったらどうしたらいいの??
A.
最後の手段!!ってわけじゃないけど、生活保護を申請することも1つの方法かも。最近って審査が厳しくなってるし、生活保護が受けられてもラクな生活ができわけじゃないけど自立と再出発への道を考えるという手段もありじゃないかな。
Q.制度っていろいろあるんだね。でも、申請の方法とか自分で調べなきゃならないから面倒だな。どうかにならないの??
A.
医療、看護、薬学、心理、福祉など、さまざまなプロフェッショナルがチームを組んで、あなたを支えてくれので安心してください。
早期発見・早期治療を開始することにより、HIV/エイズに付随する感染病などを予防できたり普段と変わらない生活を送ることができます。
是非早めの検査を。